10月の抄読会

医学生の皆様、研修医の皆様、医会員の皆様

今月の抄読会のご案内です。

医学生、研修医の皆様にもZoomでの開催のため、お気軽にご参加いただきたいと思っています。
今月の紹介論文をご案内させて頂きます。
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10月25日(水)19:00〜 Zoom形式

桐生厚生総合病院 澤田 英
「日本のビジネスワーカー10,000人を対象としたインターネット調査から、睡眠とライフスタイル要因が新型コロナウイルス感染症のリスクに与える影響」
Influences of sleep and lifestyle factors on the risk for COVID-19 infections, from Internet survey of 10,000 Japanese business workers.
Nakashima M, et al. Scientific Rep. 2022 12:19640.

COVIDが5類に移行して半年近く経過していますが、依然終息とはいたっていません。睡眠時無呼吸症候群の担当患者のコロナ感染を機に、罹患のリスクについて興味があり論文を検索しました。睡眠時無呼吸症候群を担当されている先生方の興味となれば幸いと思い、紹介させていただきます。

桐生厚生総合病院 大澤 翔
「AMOY 9-in-1 パネルの肺癌患者への臨床応用」
Clinical application of the AMOY 9-in-1 panel to lung cancer patients Kei Kunimasa et al. Lung Cancer. 2023 May:179:107190.

非小細胞肺癌の薬物治療は毎年さまざまな進展があり、その中でも治療可能なドライバー遺伝子変異の数は年々増加しています。そのため、採取した検体から適切に遺伝子変異検索を行うことが必要不可欠となっております。日本では現在オンコマインDx TTもしくはAmoy Dxによる検査が普及しておりますが、それぞれに細かな差異があります。今回の論文はこれらを比較検討したものです。普段の肺癌診療への参考になればと思い紹介させていただきます。