専攻医・医師・大学院生募集

当科では、専攻医、医師、大学院生を随時募集しています。
他領域の内科で働いているが、今後呼吸器・アレルギー内科への転向を検討されている方や他県で呼吸器・アレルギー内科として勤務しているが、今後群馬県での医師生活を検討している方なども大歓迎です。お気軽に相談下さい。
また医学生など、将来に入局を迷われている方も相談に応じます。
ご希望があれば、病院見学を含め、医局や病棟の様子も御紹介できますので、お気軽にお問合せ下さい。

群馬大学大学院医学系研究科 内科診療センター 呼吸器・アレルギー内科
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-15
電話:027-220-8000
担当:医会長 砂長則明
Email:nsunaga@gunma-u.ac.jp

当科医師からのメッセージ

シニアレジデントからのメッセージ

小林 夏緒

Nao Kobayashi

出身地:群馬県
出身大学:群馬大学

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呼吸器・アレルギー内科を選んだ理由は?

学生の頃から内科系の科に興味がありました。呼吸器アレルギー内科は、腫瘍、感染症、アレルギーなど扱う疾患が幅広く、気管支鏡などの手技もある点が魅力的でした。また、研修医時代の上級医の先生方の幅広い知識と人柄に憧れ、呼吸器アレルギー内科を選びました。

呼吸器内科の臨床業務はどうでしょうか?

現在、月曜日〜木曜日は大学病院、金曜日は他の市中病院で勤務しています。専門外来や他科からの相談など、まだわからないことばかりですが、先生方に指導して頂きながら学んでおります。また、すでに学会発表の予定もあり、丁寧に指導をして頂いています。

呼吸器内科に入ってよかったと思える点は何ですか?

日々働いていく中で、職場の環境は重要だと思います。その点で、呼吸器アレルギー内科は科の雰囲気がよく、上級医の先生方に相談しやすいため、大変勉強になっています。また、呼吸器疾患では呼吸苦や咳嗽などの自覚症状があり入院する方も多いので、治療によってそれらが改善され患者さんが喜んでいる様子を見るとモチベーションにつながります。

将来のビジョンを教えてください

まずは標準的な治療を患者さんに提供できるようになること、そして将来的には後輩を指導したり、より多くの学生や研修医のみなさんに当科に興味をもってもらえるよう働きかけることができればと考えています。

当科に興味をお持ちの学生さんや研修医の先生方にメッセージをお願いします

呼吸器アレルギー内科で扱う疾患は奥が深く、一方でワークライフバランスも比較的とりやすい科だと思います。興味を持ってくださった方はぜひ気軽に見学に来てください。

若手医師からのメッセージ

若松 郁生

Ikuko Wakamatsu

出身地:群馬県前橋市
出身大学:新潟大学

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呼吸器・アレルギー内科を選んだ理由は?

初期研修医の時は何となく内科系を考えていたのですが、呼吸器・アレルギー内科では感染症、自己免疫疾患、腫瘍性疾患、アレルギー等、幅広い分野をカバーしており、あらゆる疾患に対し理解を深められることに気づき、大きな魅力を感じました。将来的に一つの疾患に対する専門性を突き詰める事もできるし、一般内科として活躍する選択肢もあると思い、当科を選びました。

呼吸器内科に入ってからの経歴を教えてください

1,2年目(医師3,4年目)は内科専攻医として大学病院に勤め、1年目の6か月間は他科をローテーションし、専門性の高い疾患を経験しました。3年目は高崎総合医療センターに勤務し、呼吸器内科医として独り立ちして多くの症例を経験しました。4,5年目は再び大学病院に勤務し、病棟担当チームの一員として頑張っています。

呼吸器内科に入ってよかったと思える点は何ですか?

呼吸器内科は穏やかな先生方が多く、職場の雰囲気も良いので、相談もしやすく非常に働きやすいです。また、呼吸器疾患は多様ですが、症状自体は咳、痰、息切れなど似通っており、その原因を的確に診断し、適切な治療をすることで症状が改善され、患者さんに満足して頂ける事にやりがいを感じます。終末期の緩和治療に携わる場面も多く、患者さんやご家族に「ありがとう」と言ってもらえた時は、呼吸器内科医をやっていて良かったなと感じます。

将来のビジョンを教えてください

現在呼吸器内科専門医の取得に向け、日々研鑽を積んでいます。呼吸器疾患への専門性を高めつつ、内科医として幅広い知識と経験を身に着けていきたいです。

当科に興味をお持ちの学生さんや研修医の先生方にメッセージをお願いします

先にも述べた通り、当科の魅力は穏やかな職場環境と、多様な疾患に精通できる事です。これから若手医師として多くを学ぶ時期に、僕たちと一緒に成長していきませんか。是非お待ちしております。

女性医師からのメッセージ

花里 千春

Chiharu Hanazato

出身地:群馬県富岡市
出身大学:秋田大学

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呼吸器・アレルギー内科を選んだ理由は?

研修医時代は膠原病内科、呼吸器・アレルギー内科が候補でしたが、呼吸器・アレルギー内科では膠原病に伴う肺疾患を診る機会が多く、膠原病が勉強ができる上に、肺癌、アレルギー疾患、感染症と幅広く診れる点に魅力を感じ、選択しました。

呼吸器・アレルギー内科に入ってからの経歴を教えてください

群馬大学医学部附属病院に勤務し、現在は医師ワークライフ支援プログラムに所属しています。時短勤務ですが、病棟、外来、外勤とさせていただき、日々勉強させていただいております。

子育てと仕事の両立はどうですか?

保育園に入ると毎週のように風邪を引き、その風邪をもらい、帰ってからは忙しく勉強もできませんが、子どもの成長をみるのは嬉しく、楽しみでもあります。そんな中でも仕事を続けられるのは、周囲の先生方、夫、両親のおかげです。

将来のビジョンを教えてください

学生時代、研修医時代と将来のビジョンは変わり、今は模索中です。どの分野を専門とし、どの道に進んでいくかまだわかりませんが、どの選択をしたとしても、患者さんの気持ちに寄り添った医療を行いたいと心掛けています。

当科に興味をお持ちの学生さんや研修医の先生方にメッセージをお願いします

私が学生、研修医時代はどの科・分野に進むか、どこで何をするかを常に迷っていました。呼吸器・アレルギー内科は診療する疾患が多岐に渡り、急性期から終末期まで幅広い時期を診ることができ、入局後も選択肢の多い科であり、魅力の一つだと思います。一緒に働けるのを楽しみにしています。

大学院生からのメッセージ

相川 政紀

Masaki Aikawa

出身地:栃木県
出身大学:群馬大学

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大学院に入学した理由と、入学して良かったことを教えてください

私は大学卒業後、隣県で初期研修、近畿地方で後期研修をしました。その間に3人の子どもに恵まれ、長女の就学を機に実家近くに引っ越しました。群馬大学呼吸器アレルギー内科で快く転職を引き受けてくださったので、せっかくだからと大学院にも入学しました。
最初は診療業務をしながら夜間に研究するつもりでしたが、あまり時間が取れず、2年目の秋に診療業務の負担を軽減していただきました。それからは研究に時間を使えるようになり、たくさんの時間を先行研究論文読むことに費やせました。苦手だった文献検索もなんとかできるようになりました。また、研究の立ち上げから論文作成に至る一連の作業を経験することができました。これから、世に出せる臨床研究を頑張っていきたいです。

現在の研究内容と研究で分かったことを教えてください

在宅酸素療法を行っている膠原病関連間質性肺炎患者さんの予後予測因子について調べています。間質性肺炎進行の評価に用いられるCTで一緒に写っている筋肉の断面積を測りました。筋肉の量が減少すると死亡率が高くなることがわかりました。最近は加齢に伴うフレイルやサルコペニアが様々な疾患の予後と関連していると話題となっています。日本では呼吸器疾患の経過をCTで評価することが多いので、握力や歩行速度を測る代わりに筋肉量を測ることができたら便利だと思います。「筋肉が減ると予後が悪い」ことだけでなく「(治療で)筋肉を増やしたら予後がよくなった」ということも証明したいです。

子育てと仕事の両立で心がけていることは何でしょうか?

どちらもほどほどにということでしょうか。
子どもが小さい頃は子育て中心で短縮勤務や子の看護のための休暇をフル活用していました。内科認定医は何とか取得したものの学会には参加できず、担当できる症例も限られていたので、その先のキャリアをあきらめていました。
専攻医を終えるころ、それでは物足りないという気がしていました。今は両親や夫と子育てを分担して、仕事や大学院に多くの時間を使えています。休日の学会参加はハードルが高いように感じていましたが、託児室もありますし、小学生以上は同伴できることがわかり、今年は内科学会と呼吸器学会に現地参加できました。
できることをやる、目標をもちつづけることが肝心だと思います。

将来のビジョンを教えてください

目の前の目標は英語の論文を完成させることです。
そして海外の学会で発表したいというのが、少し先の目標です。

当科に興味をお持ちの学生さんや研修医の先生方にメッセージをお願いします

私は胸部レントゲンで病気の回復が見えるのが面白くて呼吸器内科を選びました。
診療科としての呼吸器内科は感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患などなど、臓器は肺とその周辺だけなのに疾患の種類が多く、一つずつ鑑別して診断にたどり着くのがだいご味です。内科として守備範囲がとても広いのが魅力です。
群馬大学呼吸器アレルギー内科は群馬県全域、埼玉県、栃木県の一部地域から様々な患者さんを受け入れています。経験できる症例の種類が多いです。気道疾患、腫瘍、びまん性肺疾患などそれぞれに精通した指導医の下、週1回の全体カンファレンスと合同カンファレンス、週2回の新患カンファレンスがあり、いつでもどんなことでも相談、検討できる体制になっています。
時間外は完全に当番制になっているので、「若手は休日必ず出勤しなくてはならない」という「暗黙のルール」もありません。家事、育児や学会、講習会への参加、その他プライベートな時間をしっかり確保できます。
ジェネラリストもスペシャリストも、女性も男性もウェルカムの呼吸器アレルギー内科で一緒に働いてみませんか。

指導医からのメッセージ

三浦 陽介

Yosuke Miura

出身地:群馬県前橋市
出身大学:群馬大学

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呼吸器・アレルギー内科を選んだ理由は?

もともと学生の頃から悪性腫瘍やがん薬物療法に興味があり、どの科を専攻するか迷っていました。肺がんががん死亡原因の第1位であることを知り、一番多くの患者さんが困っている肺がんを専門にしたいと思い、呼吸器内科を専攻することに決めました。同じ志を持つ先生や、肺がんだけでなく関連する様々な呼吸器疾患や内科全般の幅広い知識を持ち熱心に指導して下さる先生が多くいらっしゃる群馬大学の呼吸器・アレルギー内科が最適な場所と考えたのが最も大きな理由です。

呼吸器・アレルギー内科に入ってからの経歴を教えてください

連携病院である桐生厚生総合病院で2年間臨床研修を行い、大学病院、前橋赤十字病院、渋川医療センター、群馬県立がんセンターで臨床の基礎を学びました。その後は、肺がんの基礎やトランスレーショナルリサーチを勉強したいと考え、群馬大学の大学院に入学し博士号をいただきました。また、この間各種専門医も取得しました。大学院卒業後は、大学病院に戻り、大学院で学んだことを活かして臨床、治験・臨床試験、研究、教育に携わっています。

呼吸器・アレルギー内科の臨床業務、研究活動について教えてください

外来・病棟では呼吸器・アレルギー疾患全般を診療していますが、肺薬物療法外来を開設し、肺がん、悪性胸膜中皮腫、胸腺腫瘍といった胸部悪性腫瘍の患者さんの診療にも力を入れています。また、治験や臨床試験への登録も積極的に行い、肺がん治療の進歩に少しでも貢献できるよう努めています。
研究では、肺がんの組織検体や気管支洗浄液細胞診検体を用いて、肺がん患者さんの予後や治療効果予測につながる因子を探索する研究、分子標的薬を用いて治療を行っている患者さんの免疫学的背景や治療耐性因子についての研究を中心として、また臨床データを用いた臨床研究も行っています。

先輩医師として、後輩医師へのメッセージをお願いします

当科は、私が専門としてる肺がんだけでなく、間質性肺疾患、喘息などのアレルギー疾患、COPDなどの気道疾患、感染症、膠原病などといった様々なサブスペシャリティに精通した先生がいて、幅広い知識を得ることができ、総合的なマネージメント力を身につけられることが特徴だと思います。また、基礎研究や臨床研究も精力的に行っています。我々が扱う疾患は多岐にわたり、患者さんの数も増加している一方で、呼吸器・アレルギー内科医は全国的にまだまだ不足しているのが現状であり、呼吸器・アレルギー内科医に求められるものはますます大きくなってきています。そういった中で臨床や研究に励むことは大変ではありますが、大きなやりがいでもあります。ぜひ皆さんも呼吸器・アレルギー内科医として一緒に汗を流してみませんか?