1月26日（水）の抄読会につきまして

医学生の皆様、研修医の皆様、医会員の皆様

皆様におかれましては、大変忙しい日々かと思いますが、今月も抄読会を定期開催させていただきます。

医学生、研修医の皆様にもZoomでの開催のため、お気軽にご参加いただきたいと思っています。
今月の紹介論文をご案内させて頂きます。

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1月26日（水）19：00〜　Zoom形式

伊勢崎市民病院　笛木　瑛里

「米国成人における電子タバコと脆弱性骨折との関連について」

Association between electronic cigarette use and fragility fractures among US adults

Dayawa D. Agoons, et al. American Journal of Medicine Open, Volumes 1-6, 2021, 100002.

近年、電子タバコは広く普及してきていますが、その悪影響に関する研究も増えてきています。今回の論文では新たに骨折リスクとの関連が報告されました。電子タバコに含まれるニコチンや、そのほかの物質の影響などさらなる研究が待たれるところではありますが、禁煙指導を行うことも多い立場として改めて検討させていただければと思います。

公立富岡総合病院　原田　航
「COPD増悪の入院患者における個別化投与量vs固定投与量の全身ステロイド治療
前向き多施設ランダム化非盲検臨床試験」

Personalized Variable vs Fixed-Dose Systemic Corticosteroid Therapy in Hospitalized Patients With Acute Exacerbations of COPD.
A Prospective, Multicenter, Randomized, Open-Label Clinical Trial
Li Li et al. Chest. 2021 Nov;160(5):1660-1669.

COPD増悪患者に対する全身ステロイド治療は一般的ですが、投与量は定まっていません。今回紹介する論文では全身ステロイド投与量を個別化した投与量と固定量とで比較した前向き多施設ランダム化非盲検臨床試験を行っています。論文では理想的なステロイド投与量の結論は出ませんが、COPD増悪の全身ステロイド投与量について改めて検討させていただけたらと思います。