2021年4月28日 抄読会ご参加ありがとうございました。

【2021/04/29】

昨日は、抄読会にご参加いただきました皆様ありがとうございました。

今回は、10名近い医学生、研修医の皆様にもご参加いただきました。

 

佐藤真季子先生には、癌領域では広く認知される様になった緩和医療ですが、まだまだ始まったばかりの間質性肺疾患の終末期医療にフォーカスを置いた聖隷三方原病院Koyauchi らの2021年のThoraxの論文をご紹介いただきました。患者様ご本人に、質問票を用いてあらかじめ意思を確認しておく意義が示されたこの論文を機にして、間質性肺疾患の終末期医療がもっと浸透して、非専門病院でも対応出来るような医療社会になればと思いました。

 

古賀からは、抗線維化薬であるニンテダニブと新規線維化バイオマーカーとして注目されているGalectin-3に関するShochetらのTherapeutic Adv in Chronic Disの論文が紹介されました。ニンテダニブ治療例に線維化に関わっているGalectin-3が低下するので無く、上昇する機序が解明されるのが待ち遠しいところです。

 

伊藤優志先生からは、気管支拡張症に対する新薬としてPhase 2 studyで有効性が証明されたDPP-1 inhibitor: BrensocatibのCharlmersらの2020年のNEJMの論文を、ERSの気管支拡張症ガイドラインなどもまじえて、そのBrensocatibの臨床効果を紹介していただきました。目立った有害事象無く、Phase 2でありながら気管支拡張症の増悪回数を減らすことが証明されたBrensocatibの実臨床への登場が望まれるところです。DPP-1 inhibitorという点も非常に興味が湧きました。

 

来月の抄読会は、5月26日(水)19時~です。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

古賀康彦

ykoga@gunma-u.ac.jp

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